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2012年度夏の鉄研長期旅行記 3日目 ~金沢⇒福井⇒金沢~

 この記事は長期旅行記の3日目です。1・2日目の記事を読んでいただくと、楽しさ約1,5倍です※当社比。個人の感想です。
 前回の記事はこちら。
 さて、今日は福井のローカル線めぐり。5時27分金沢発の普通電車で武生へ!…向かう予定でしたが、


 友人からの内線電話で起きたのは5時5分。後輩との約束集合時間は5時…。
 はい、寝坊しました。後輩も寝坊してしまったようで、もたついているうちに時刻は5時25分。…気を取り直して特急電車で小松駅まで先回りします。
RIMG0270左の表示に出ている5時41分発の特急しらさぎ2号で小松へ。

RIMG0272小松駅に入線する521系普通電車。窓の外、右側に見えるダンプカーの化け物みたいなのは、「こまつの杜」という小松製作所のトラックのモニュメント。「駅から見えないじゃん」という意見が出て、小松市が大金をはたいて、駅に窓を作ったそうな。
武生駅到着は7時26分。福井鉄道の越前武生駅は歩いて3分ほどです。
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越前武生駅駅舎(左)とホームに並ぶ福井鉄道の電車。一番左は元名鉄車、一番右は元名古屋地下鉄車。
 
 1日フリーきっぷを購入。途中いくつかの駅に降り福井市内の市役所前駅に着いたのは9時。次に乗る列車は9時7分…。あれ、ご飯の時間がない…。あわててコンビニでおむすびを購入しえちぜん鉄道三国芦原線の乗り換え駅田原町駅へ向かいます。
 えちぜん鉄道は、10年ほど前まで京福電鉄という会社が運営していました。しかしわずか半年の間に二度も起こった衝突事故により、国土交通省から業務停止命令を言い渡されます。数年前から赤字が増大していたこともあり、これを機に京福電鉄は福井県内の鉄道からの撤退を発表します。しかしその年の冬、福井市内の道路で大渋滞が発生、冬季には車利用が困難になる雪国では鉄道は欠かせないものだったのです。元鉄道利用客がバスに殺到した結果、バスは超満員、道路所要時間も平時をはるかに上回る事態になります。そこで地元自治体は第3セクターの運営会社を設立。えちぜん鉄道として生まれ変わりました。
 RIMG0377田原町駅でえちぜん鉄道に乗り換えて、三国港駅へ。
RIMG0378えちぜん鉄道三国芦原線の終点三国港駅
 三国港駅ですぐに折り返し。暑かったのと、往路は寝てたのでなにも覚えてません。あわら湯のまち駅で南日本鉄道氏が合流、福井口駅(一回目…)で乗り換え、勝山へ向かいます。
RIMG0409えちぜん鉄道勝山永平寺線の終点勝山駅。
 勝山駅からは福井に戻らず、バスでJR越美北線の越前大野駅にショートカットします。
RIMG0418勝山駅前から大野駅前までを走る京福バス。
 このバス路線、土休日は1日わずか5本。越美北線との乗り換え時間が1時間未満の乗り換えパターンはこれのみ。えちぜん鉄道との接続も悪く、鉄道との接続は特に考慮していない模様。我々が乗った時に乗客は0、途中で鉄道ファンらしい客が一人乗ったものの、越前大野駅前で下車。バス路線の存続も危うそうです。
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 左より越前大野駅、越美北線のキハ120系、九頭竜湖駅
 越前大野駅前にはコンビニはおろか、ラーメン屋さん一軒しか店がないというトラップ。行列ができていたので、  キオスクのパンでさびしく昼食です。きちんと調べなかったせいですね、はい。
 越前大野からは九頭竜湖駅へ。道の駅がというより駅が道の駅に併設されています。
 すぐに折り返して、福井に着いたのは15時58分、先ほど乗れなかったえちぜん鉄道の福井~福井口間を折り返します。そして芦原温泉、美川で特急通過中に下車印・スタンプ押しを行い、金沢に帰りました。

 次回、4日目は富山地方鉄道へ向かいます。4日目の記事はこちら。



 

武蔵高等学校中学校鉄道研究部