朝の円城寺口駅。
人気も無い単線高架駅というと新水前寺駅を思い出しますが、
あちらと比べても更に人気のない駅のホームで列車を待ちます。
二両編成の普通列車で目指すは伊野駅。
特に変哲もない地方有人駅ですが、数百メートルも歩けば
土佐電気鉄道の終点、伊野にたどり着きます。
中村からは普通列車で行き止まりの宿毛へ。中村~宿毛間の素晴らしい直線振り。山をトンネルでぶち抜き、丘を切り通しで突破し、平野に築堤を積みあげた見事な線形でした。案外距離は短く、あっというまに終点宿毛駅。南風チキンレース現場櫛形ホームの先にある階段を見るに、延伸とか絶対する気はなさそうです。しかし、仮にも終点だというのに奈半利と変わらずムダに広いロータリーがあるだけの駅前。そしてなぜかアクセスが良すぎる位置に電気屋。「地区一番の品揃え」だそうで。そもそも電気屋幾つあるんだこの地区。
そんな状況なので昼御飯にも困ったのですが、こちらはどうにかモスバーガーを見つけてテイクアウト。ついでに駅の売店(農家の直売所みたいなとこだった)でゆずジュースを見つけて飲む。
ここから何処かに行けるわけでもないので折り返しの列車で中村に戻ります。便利だね周遊券。
2-3.昨日は宇高、今日は高宇---------------------------------
中村で特急にふたたび乗って更に窪川まで戻ります。中村で待機して次の普通で窪川に戻る部員も多かったのですが、自分はやることもないので普通に特急で窪川へ。普通なのか特別なのか(どうでもいい)。
壁を木に取り替えてるのに記号類だけちゃんと転写してあるのが小憎らしい。こいつを前に立てて走らせるわけには行かないし、気動車で挟むほど客はいないので、着回しが必要なのですな。
そのうちに他の部員を乗せた普通列車も到着し、ようやく宇土線列車に乗り込む段に。しかしこれからが面倒なのです。長距離ローカル線である宇土線に特急列車なんぞ走っているはずもないので、普通列車(しかまさかのもオールロング)で二時間ほど山間を走ることになります。日南線を思い出しますが、今度は盲腸線ではないので戻ってこなくていいのが幸い。
2-4.四万十の向こう、宇和島へ---------------------------------
そんな面倒な予土線ってもいいところはあります。四万十川の風景とかね。とはいえ、路線も半分を過ぎるとこの風景も見られなくなり、部員も一日の疲れが出てきたのかそれぞれ居眠りをはじめる始末。自分も寝てたけどね!
そのうちにようやく宇和島に到着。いやはや、遠かった。今日の宿泊地は宇和島なので、あとはYHに向かうだけですね。
武蔵高等学校中学校鉄道研究部