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鉄研夏季九州長期旅行記2011 第四話 アラウンド有明海

今日も北上、長崎・佐賀を回ります。
水前寺から一駅だけ豊肥本線に乗車。
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新水前寺駅から今度こそ熊本市電に乗って、今日の旅を始めましょう。

夏季鉄研長期旅行記2011九州
~アラウンド有明海~
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路面電車に揺られて向かった先は上熊本駅。そこに待つのは、青ガエルこと旧東急5000型……の、平面顔。熊本電気鉄道のターミナル、北熊本まで十分間にも満たない間こいつに揺られます。

23 250「青ガエル」の渾名のもととなった、本来の前面部。
湘南顔と下膨れの車体が特徴です。

北熊本からは、都営三田線を走っていた6000系に乗ってひとまず御代志へ。





23 252御代志駅。
なんというか、駅と言うよりも停留所という感じ。
便利なことに、ホームの反対側にはそのままバスが発着するようになっています。

もともとはここから更に先に路線を伸ばしていたらしいのですが、だいぶ前に廃止になり、ここが終点になってしまったとのこと。終着駅とは思えない風貌もそれ故か。

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その御代志駅前広場の様子。バスロータリーが一面に広がります。

さて、ともかく熊電乗りつぶしのため、反対側の藤崎宮前まで行ってから上熊本に戻ります。
藤崎宮前は御代志とは打って変わって近代的なターミナルでした。福島交通の飯坂温泉もあんな感じだったなぁ
上熊本からはJR鹿児島本線で北上。西日本鉄道との乗換駅、大牟田を目指します。
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西鉄の特別料金不要特急で西鉄久留米へ。
一番前から二列目の良い感じの席に座れました。
前回の時も乗った路線ですが、前回は完璧に眠り込んでしまったのでリベンジ。

西鉄久留米から普通列車に乗り換え、西鉄小郡へ。
すぐ上の高架線を通る、甘木鉄道に乗りに行きます。
西鉄甘木線経由でもいいのですが、さっきも書いたように前回乗った部分なので時間節約。
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甘木鉄道「カブトムシ号」。その名のとおり、車内にはカブトムシの模型がそこかしこにありました。

23 281甘木鉄道で基山に到着すると、こんどは若干南下して鳥栖へ。

鳥栖から特急に乗って長崎方面に向かうつもりなのですが、時間があるのでしばらく(荷物抱えたまま)写真撮影タイム。
以前のように「リレーつばめ」がたくさんやってきたり、「かもめ・みどり・ハウステンボス」の三層建て列車がやってきたりすることはなくなったものの、今でもたくさんの特急列車がやってきます。さすが特急街道。
個人的に鳥栖と高岡が双璧という感じ。

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九州横断特急・・・・・・じゃなかった、「ゆふ」の到着。
色々経路を探してみたのですが、経路に関する様々な個人的要求(折尾で時間を取るとか、500系に乗るとか)を満たしつつ「ゆふ」にも乗れる経路は結局見つからず、キハ185に乗ることは出来ず。
春の四国に期待しましょう。



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お、かもめが来ました。
と思ったら、こいつは「みどり・ハウステンボス」の二層建て列車。
九州新幹線全線開業以来「かもめ・みどり・ハウステンボス」の三層建てがなくなったのですが、どうやらその影響かいままで「かもめ」に使っていた銀色塗りの783系が「みどり」などにも使われている模様。



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長編成のコンテナ貨物列車まで。この銀色のEF81、関門海峡用だと思っていましたが、いつの間にかこんなところまで来るようになったのですね。EH500あたりの影響?このあとも同規模の20両くらいあるコンテナ貨物列車がもう一本、同じ方向から来ました。
23 312ようやくやってきた「かもめ」。
車両はあいにく黄色帯の「白いかもめ」885系ではなく、青帯の「白いソニック」向け885系。もっとも、前回の時すでに運用と色分けが適当だったので今さら何を、という話。

自由席は若干混んでいたのですが、十数分後、佐賀に到着した所で一気に人口が減って窓際に移動。リクライニングを倒してのんびり出来ました。


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というわけで長崎駅に到着。
なんでこんな写真しかないんでしょう。どうも自分は折り返し駅からろくに外に出ない傾向があります。長崎市電にも乗らずじまい。
もっとも、そんな余裕時間があるような経路立ててないんですけどね!(熊本でラーメン食べる時間は作りましたけど)

あ、この日の長崎は雨は降ってませんでしたよ。

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長崎から長崎本線旧線ルートを通って諫早へ。
旧線ならではと言うか、長崎の海岸にそって非常に入り組んだ路線でした。実際に乗っていて、いま長崎のどころらへんにいるのか、いったい前に見える海岸はどこなのか、さっぱりわからなくなりましたから。それはもう、もしかして乗り過ごして大村線に入ってしまったんじゃないかと不安になるくらい。


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諫早で特急を待っていると、大村線の佐世保行にこんな列車が。旧国鉄リバイバルカラー。
特急待避の関係か、10分くらい停車していました。

諫早からはふたたび特急「かもめ」で一路、今日の宿泊地、佐賀を目指します。
ところで、今日の他の部員たちは各自相当バラバラの行程をとっていた様子。
佐世保を経由してくるくらいなら普通ですが、有明海を船で渡って島原鉄道に乗るような人まで。
いや、長崎行くのに船って発想はなかったです、はい。

佐賀につくと、その船で渡った部員の一人が遅れるとか連絡が。
ユースまではそれなりに距離がある(前回はタクシー使用)のですが、
歩いて行きたがる部員がほとんどだったので、駅に部長含め数人を残し
中3に引率させて歩いて行ってもらうことにしました。
で、自分たちは遅れた部員と合流してタクシーで後追い。
外を眺めていたら、歩道を列になって歩く部員たちを追い抜きました(笑)

泊まるのは佐賀青年会館ユースホステル。2段ベッドと簡単な机とイス一つがあるだけの
質素な部屋ですが、一部部員はめげずにUNOなんぞに興じておりました。
最上階に大浴場があったので入ってきたのですが、脱衣室にある床置き式の冷房機は
前から涼しい風を出し、後ろから猛烈に排熱を放出する謎設計。暑い・・・・・・。

ともかく、明日はついに実質最終日。
九州に別れを告げ、東京への帰路につきます。
ではまた次回!

武蔵高等学校中学校鉄道研究部