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2013年春の鉄研長期旅行 ~東北・北海道~ その4

 この日は今回の旅行の中で一番早起きをしなくてはならない日です。何しろ、本数の少ない花輪線と五能線の両方に乗る行程を立ててしまったものですから。まあ、とにかく予定を立ててしまったものは仕方がないので、あれこれ言わずに早起きし、予定の列車に乗ることにします。厨川からIGR、花輪線に乗り、大館から弘前に移動した後、五能線に乗り、東能代から奥羽本線で秋田に行くという行程です。東能代までは、この日の夜に「はまなす」に乗車する部員2人と同一行程です。

 厨川5:48発の大館行きに乗り込みます。ここからの乗客は僕たち3人だけでした。転寝をしつつ、IGRから花輪線へと入った列車が大更に到着する頃から雪が降り始めました。下の写真の松尾八幡平でも、晴れてはいますが、若干雪が降っています。
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 この路線、主に山岳地帯を通っている路線だとばかり思っていましたが、意外と市街地も通るんですね。2時間40分の乗車時間も、眠気のせいなのか、あっという間に感じられました。大館に到着です。
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 さてここから弘前まで移動しますが、乗る列車はというと・・・・・・
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 寝台特急あけぼのです(写真が下手ですみません)。40分程度の乗車時間ですが、乗車券と立席特急券で乗れるので、本数の少ない奥羽本線では貴重な存在ですね(実は翌27日も同じ区間でこの列車に乗るんです・・・)。立席特急券ですが、3号車、4号車の空いている寝台(下段のみ)を使用することができます。ただし、スリッパや布団などは使用できません。

 そして、あけぼの号は弘前に到着します。
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 ここから五能線直通の深浦行きに乗り換えます。
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 右に停車している五能線の列車に乗車します。左の列車は奥羽本線の青森行き701系で、翌27日に乗車する予定の列車です。ちなみにこの2つの列車は川部で接続を取ります。

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 この日の天気は非常に変わりやすく、晴れていると思いきや、10分程度で吹雪いて来たり、その後10分くらいでまた晴れてきたりしました。海も白波が立っていました。
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 かなり早起きしたので、花輪線で転寝した程度では眠気は取れず、景色のよい五能線でも3人でうとうとしながら乗車していました。千畳敷からはツアーの観光客が大勢乗車してきました。弘前から約2時間半で深浦に到着です。
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 深浦では雪が降っていて寒かったです。待合室にストーブが置いてあって助かりました。1時間以上の待ち時間を利用して、駅弁を食べたり、備え付けのテレビで高校野球を見たりして、東能代行きの発車時刻が近づいてきました。

 東能代行きの車内でも3人で転寝しつつ、列車はゆっくりと終点へ向かっていきます。そして、15:20に東能代に到着し、とても長かった五能線の旅もひとまずここで終わりとなります。ここまで同一行程だった2人の部員ともここで別れます。
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 さてさて、長い時間ずっと気動車に揺られてきた僕の体は疲れていました。そのため、ついつい・・・・・・
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 予定にはなかった特急つがる6号に奮発して乗車してしまいました。八郎潟までですけどね。

 八郎潟で始発の秋田行き普通列車(もちろん701系ですよ)に乗り換えたり、その列車を追分で降りて男鹿線からの秋田行き普通列車に乗り換えたりし、予定より約30分早く秋田に到着しました。
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 さて、今日の宿泊地ユースパルあきたYHは駅からバスに乗って20分、そこから歩いて5分のところにあり、ちょっと遠いのですが、何とか宿泊予定者全員でバスに乗り込み、無事YHに到着しました。予約しておいた夕食が1人分多かったことには触れないでください(4年前の夏に泊まった時は1人分不足しました・・・)。やっぱりここのYHはカードキーがあり、大浴場もあり、部屋はビジネスホテル並みでとても設備がいいですね。翌27日は青森駅に集合し、旅行参加者全員で寝台特急あけぼので帰ります。

武蔵高等学校中学校鉄道研究部