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鉄研夏季九州長期旅行記2011 第一話 九州に辿り着くまで

今年も2011年8月24日から30日にかけて、夏季鉄研長期旅行が開催されました。
行き先は九州。高一にとっては、2008年、中一の時初めての鉄研旅行で訪れた懐かしの土地です。
そんな九州旅行の参加者は16人。高校生は三人しかいないのに、どうしてこうなった?

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8月24日、東京駅に集まったのは12名。ほかは途中参加です。とはいえ、前会計氏は別行動なのですが。
兎にも角にも、一行は東京駅からサンライズエクスプレスに乗車したのでした。
夏季鉄研長期旅行記2011九州
~九州に辿り着くまで~


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さて、サンライズで一路向かった先は岡山。今回四国にも山陰にも用はないので、ココで降りるしかありません。一行はここで幾つかに別れますが、大抵の部員は下関まで直通の山陽本線に乗車。他はそれぞれ目的にしたがって新幹線なり別の列車なりに乗って行きます。自分は一本早い山陽本線を選択。

23 007サンライズからサンライナーへ。同じ太陽でも相当グレードは違いますが、なにせそれまでノビノビ座席のカーペットでしたから、117系の転換クロスも結構悪く感じませんでしたね。むしろ柔らかいくらい?

この列車で二度寝しつつ向かうのは三原。
別に呉線に乗るわけでもないのに早い列車を選んだのには当然理由がありまして・・・・・・



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つまり、こういうことです。500系は乗ったことなかったので。岡山発なので本来三原まで出る必要はないのですが、そこは鉄研旅行。微妙な所でもお金を節約したい所。新下関までこれに乗ります。前日の豪雨だかで東海道新幹線が遅れていたらしく、その影響で新岩国でちょっと長めに停車したりしたのですが、無事定刻に到着。新岩国で反対側のホームに某OB氏を見た気がしたのは夢か幻か。

23 016新下関駅の微妙に面倒な構造に辟易しつつ、再び山陽本線に戻ります。写真は幡生の下関総合車両所。廃車待ちなのか、関西で使われた後の103系がたくさんいましたが、その中でちょっと異色を放っていたのが写真中央のアレ。ぶどう色に塗られた旧型国電、モハ41117です。wikipediaで適当に調べてみた限り、1972年に廃車になっているはずですが・・・・・・小野田支線で使っていたというわけでもなさそうですし、はて?
(2014.3/2追記:モハ11117の間違いだったようです)


下関で再び乗り換え、関門トンネルを通っていよいよ九州に上陸します。過去三回、ここを通った経験があるはずなのですが、朝寝ぼけてる時とか、雑談してる時とかで全く記憶に無いのが不思議。今度ばかりは真昼間に一人で通ったのできちんとトンネル突入から確認してきました。
関門トンネルを通過した後は門司の貨物駅など眺めつつ、小倉に到着。急ぎ博多行ソニックに乗り換えます。降りる折尾駅までわずか15分。こんな贅沢な特急の使い方ができるのは周遊券のおかげです。
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折尾!2008年の時も二度ほど訪れる機会がありましたが、筑豊本線と鹿児島本線が十字クロスしている上両路線の連絡線上にまでホームがある、秋葉原もびっくりな複雑駅で、実に印象に残りました。今後再開発だかで単純な構造の駅になってしまうという噂もありますが、今のところはまだ無事、レンガ造りの重厚な交差通路を眺めたり出来ました。ここから筑豊本線に乗り換え、新飯塚まで南下します。

新飯塚からは後藤寺線で田川後藤寺へ。使われているキハ31形のシートは0系の廃車発生品だそうですが、117の転換クロスと余り変わらない気も。田川後藤寺からは筑豊地域を貫く平成筑豊鉄道で金田、更に乗り換えて行橋へ。途中田川伊田を通りましたが、後藤寺と伊田の間は日田彦山線が走っているので、なんだか無駄な動きをしている気がしました(笑)

23 036行橋からは再びソニックで、終点である本日の宿泊地、大分まで疾走します。やっぱり特急の乗り心地は良いなぁ・・・・・・。

ところで、他の人達はどこへ言ったのかというと、やはり朝の下関直通からそのまままっすぐ小倉行きに乗車、ソニックで大分まで来ておしまい、というのが多かったようです。この日はちょっとキツメの行程なので致し方ないかな。何人かは大分宮崎県にある、一日数本しか列車が止まらない駅宗太郎まで行ってきたそうで、集合時間に相当遅れて到着したり(事前申告があれば大丈夫)。他にも、門司港に行ってきた人や、なぜか呉に寄った人までいました。流石の行動力。

今回はひとまずここでおしまい。8月26日は九州最南、鹿児島に向かうことになっております。いざ次回へ!

武蔵高等学校中学校鉄道研究部