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2012年度春の鉄研長期旅行記 4日目 その1 ~仙台⇒気仙沼~

 はじめに…
 今回の旅行で、私は気仙沼線のBRT、気仙沼市を訪れました。あの震災の記憶を風化させたくないと考えたからです。
 もちろん、震災から2年しかたたない被災地に観光目的で行くことに対する議論(批判も含め)があることは、十分承知しています。
 今回のブログでも、被災地の現状について少し触れたいと思いますが、この記事(或いは筆者の行動)に疑問を持つ方は当然いらっしゃると思います。
 ただ、私は決して生半可な気持ちで、この記事を載せているわけではありません。もちろん所詮は、身勝手で傲慢な`観光客`だったかもしれませんが、その場で感じたことを伝えたいと思い、記事にしました。部外者の拙い文ではあの悲惨な震災を伝えることは到底できませんが、片鱗だけでもお伝えできたらと思います。


 今日は朝のうちに、仙台市営地下鉄に乗ります。
 

 始発の電車で泉中央へ、すぐに富沢へ折り返し地下鉄全線乗車。ホテルで荷物をとった後、仙台7時28分発の利府行きに乗車します。
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座席配置が変な仙台地下鉄。7人掛けなはずなのにポールが邪魔です。

利府駅で降りようとすると…。
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…混んでます。7~8時って通勤ラッシュですね、そういえば…。
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利府の駅舎。5分で折り返すので、遠くから撮れませんでした。

仙台に折り返し、仙石線で松島海岸を目指します。途中駅には、津波到来を記す祈念碑が建てられていました。
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日本三景の松島。朝早くから大勢の観光客で賑わっていました。

松島海岸駅からは、松島を見がてら歩いて、東北本線の松島駅を目指します。
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仙石線。ラッピング車

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松島駅舎。ここから東北本線で小牛田を目指します。

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松島駅に進入する東北線電車。

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小牛田駅舎。

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小牛田からは石巻線・気仙沼線経由で柳津へ向かいます。
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柳津駅。かつては終着駅でした。1977年に気仙沼まで開通、あの日までは三陸縦貫線の一路線として、観光に、地元の足になっていました。しかし震災でここから気仙沼までの鉄路は断たれ、写真の区間はもう2年以上列車が走っていません。

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気仙沼側の駅が隠されている柳津駅看板。
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柳津駅前から。奥の気動車が柳津以南、手前のBRT(代行バス)がここから気仙沼を結びます。気仙沼線の扱いなので、JRのきっぷで乗車します。

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かつては列車が通っていた鉄橋。あの日の津波で鉄橋は流されています。沿線にはいまだこのような光景も多くみられ、復興がまだまだであることを痛感します。
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陸前階上駅は津波の被害がなく、駅舎などをそのままバス停として使っています。

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気仙沼駅舎。ここではレンタサイクルで町を巡ります。

長くなったので、次回へ続きます。

武蔵高等学校中学校鉄道研究部